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高橋 知之; 森澤 眞輔*; 井上 頼輝*
クロスオーバー研究シンポジウム,汚染物質の環境挙動予測に関する局地規模詳細モデルならびにその移行パラメータ, 0, p.134 - 142, 1995/00
水田環境における放射性核種の挙動を把握するため、大気圏内核実験等により大気中に放出されたフォールアウト放射性核種に関する環境モニタリングデータを用い、それらの米への移行に関する統計的解析を行った。その結果、核種沈着速度及び水田土壌中核種濃度を説明変数とする2変量回帰モデルが米中核種濃度の予測に有効であることを示すとともに、その回帰係数が既知のパラメータ値に近い値であること、玄米から白米への核種の分配率が核種や移行経路によって有意に異なること等の知見が得られた。
松鶴 秀夫
クロスオーバー研究シンポジウム,汚染物質の環境挙動予測に関する局地規模詳細モデルならびにその移行パラメータ, 0, p.125 - 133, 1995/00
原子力施設に係る環境影響評価手法に用いられている大気モデル、水系モデル、地層モデルおよび生態圏モデルは、国の安全審査のレベルでは既に確立されている。しかし、原子力基礎技術総合的研究(クロスオーバー研究)においても取り上げられているように、上記移行モデルの詳細化に向けて広範な研究が展開されている。ここでは、移行モデルの詳細化に関する技術的論点として、モデルを詳細化することの意義、モデルとパラメータ、詳細モデルの妥当性検証など取り上げ、原研における研究成果に基づいて論述する。